2012年8月18日土曜日

TacTic / 日野元彦

トコさん、日野元彦の1998年の録音です。





1 777 (M.Imaizumi) 
2 THE MAN FROM AFRICA (M.Imaizumi) 
3 TAC TIC (Y.Okazaki)
4 BLUES FOR DIZ (M.Imaizumi) 
5 PRELUDE TO TORNADO (S.TADA) 
6 F-T-S (M.Imaizumi) 
7 IT'S THERE, TOO (E.Teploff, M.Hino) 
8 KI-SH-U (S.Aramaki) 

日野元彦(Ds)
岡崎好朗(Tp)
多田誠司(As)
川嶋哲郎(Ts,Ss)
今泉正明(Pf)
荒巻茂夫(Bs)
綾戸智恵(Vo)

1998年

これはかっこいい!熱い日本ジャズの音・香りがします。

こういう香りのするアルバムって最近ないよな。なんていうか、何にも媚びない、やりたい音がずんずん耳に入ってきます。

多田さんがいい音してるわ。アルトという楽器特有のシバリにとらわれない、幅広い音、フレーズを紡いでます。

綾戸智恵は私はあまり好きでないんだけど、このCDではボーカルというよりホーンの一人としてガンガン歌ってます。かっこいいわ。

トコさんはこれを録音した翌年に肝不全で亡くなります。ほんと惜しい人を失いました。

秋吉敏子は帰国した日本でのライブにいつも彼を指名してました。いつも、「元彦はだんだん上手くなるよね」なんて、まだ子供扱いしてて、トコさんはそれを聞いて嬉しそうにしていました。

大学時代に真駒内のジャズフェスでバイトした時に、気さくにサインに応じてくれて、いつの彼のサインには「Love & Peace」と書いてくれました。今の日本の現状を見て、彼はいまならなんて言うんだろうな。

奥様の日野容子は六本木のAlfieをやっています。まだ行ったことないんだけど、いつか行きたい。

HEARTBOP / Franco Ambrosetti

阪神百貨店でゲットしたCDについてレビューするシリーズです。

今回はこれです。「HEARTBOP / Franco Ambrosetti」。」




フランコ・アンブロゼッティと言えばブレッカーとの共演の「WINGS」が有名で、私もそれで名前を知りました。enjaの看板ペット奏者の一人です。


さて、このHEARTBOPですが、WINGSの録音の2年前の1981年の作品で、

フランコ・アンブロゼッティ (tp, flh)
フィル・ウッズ (as)
ハル・ギャルパー (p)
ビリー・ハート (ds)
マイク・リッチモンド (b)

というメンバーです。特筆すべきはウッズ先生がこのメンバーで参加していることです。enjaのハル・ギャルパーが入ると、「あぁ、あの感じやな」というのが大体わかって、ウッズ先生が浮いているような気がします。

でもでも、ウッズ先生恐るべし!めちゃめちゃかっこいい!ゴリゴリのハードバップで押してきます。今回のメンバーで一番かっこいいんじゃないかな。しかもウッズ先生のクラリネットも聞けます。

1. Triple Play
2. Fairy Boat to Rio
3. Heart Bop
4. A Flat Miner
5. My Funny Valentine

1曲めのTriple Playなんてハル・ギャルパーのアルバムでフロントにブレッカー兄弟でやっているのがあるんですが、それよりもいいかも。

このCD、新規購入は難しいようなので、なんとか中古市場で探してください。

2012年8月17日金曜日

ライブのお知らせ 8/22(水) at ルクラブ

京都三条の「ル・クラブ・ジャズ」でライブをさせていただきます。

2012年8月22日(水) 19:30~
le club jazz
京都市中京区三条御幸町角三条ありもとビル2F
075-211-5800


堀 浩一郎(Sax)
ジェームス・バレット(Tp)
星山 啓一(Pf)
大塚 恵(Bs)
塩入 基弘(Ds)

チャージ:2500円(1ドリンク付き)

今回はピアノに兄貴・星山さんを擁し、ドラムに塩入さんという強力な布陣で臨みます。ベースはかわいい後輩の大塚恵ちゃん、ペットはジェームス・バレットで、ようやく念願のクインテット仕様になりました。

今回は男ばかりになってむさ苦しい上に、選曲もショーターもの、ブレッカーもの、爆発もの、オリジナルと、京都の猛暑にふさわしくしております。

暑気払いにぜひぜひおいでください。

2012年5月18日金曜日

K.A.M. live at "le club jazz"

この度、京都三条の「ルクラブ ジャズ」でライブをすることになりました。


2012年5月26日(土曜)19:30~

堀 浩一郎(Sax)
葭場 愛子(Pf)
大塚 恵(Bs)

ル・クラブ・ジャズ

le club jazz
京都市中京区三条御幸町角三条ありもとビル2F
075-211-5800
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ktsin/

実はリーダーライブは京都では初めてです。お呼ばれして先斗町などで吹かせてもらってはいますが、今回はリーダーなのでMCも頑張らなきゃ!

とっても素晴らしいメンバーです。

ベースの大塚恵さんは北大ジャズ研の遠い後輩になるんですが、3月のOB会セッションで初めて会って、その素晴らしいベースに惚れました。女の子と思えない太いラインとしっかりした音程、スイング感にびっくりしました。

彼女が関西に転居するというので、さっそく声をかけて実現したという次第です。

ピアノは葭葉愛子さんです。会ったのは大阪の「ピアノバー・キヨミ」のセッションでした。これまた女の子と思えないアグレッシブなプレイ、攻めのピアノに惚れました。あとで聞くと、関西を代表する素晴らしいピアニストの木畑晴哉さんのお弟子さんだったということで、きばやん遺伝子を引き継ぐ素晴らしいピアニストです。

ということでドラムレスのサックストリオとなりました。ドラムレスの緊張感の中で、お互いをよく聴いて、密なインタープレイが出来ればと期待してます。

偶然というか必然というか、女性陣に囲まれた初リーダライブになりました(笑)。ホント楽しみです。

オリジナルやキワモノもやりたかったのですが、今回はリハの時間が取れなかったので、スタンダード中心の選曲になりますが、私自身が一番楽しめる時間を作りたいと思います。ぜひぜひお聴きください。

2012年3月31日土曜日

堀四重奏団リターンズ!

すっかり更新が遅くなりましたが、札幌でのライブについて書きます。

堀四重奏団リターンズ!

堀 浩一郎 (Sax)
安念 和哉 (Pf)
佐藤 俊彦 (Ds)
大久保 太郎(Bs)

Live At MAPLE LEAFE
2012年3月17日(土)
Start 20:00 (Open 19:30)
1st   20:00-
2nd  21:10-
チャージ:1500円(1ドリンク付き)

MAPLE LEAFE
札幌市中央区南9条西10丁目1-40
札幌グランドマンションB1F
TEL:011-215-5880

堀四重奏団というのは私が大学時代にやっていたバンドです。1993年春まで数年間やってました。

最初は札幌駅北口にその昔あった「ニューオリンズ・クラブ」という店でやってましたが、その店がCloseになって、マスターの佐藤さんが自分で北24条に店を出すというので移ったのが「浪漫風」でした。

就職のため札幌を離れることになり、堀四重奏団は無期限活動休止となっていました。今回、久々に帰省のため札幌を訪問するというので、当時からのピアニストの安念君にお願いして、一夜限りの復活となったわけです。


セットリストは以下の通りです。

1st
 ・Tangerine
 ・Fee-Fi-Fo-Fum
 ・Zin-Go-Zi
 ・Del Sasser

2nd
 ・Hark The Herald Angels Sing
 ・Stable Mates
 ・Naima
 ・Invitation

3rd Session

昔の堀四重奏団の時はテナーを吹いていたので、ブレッカーものやコルトレーンものが多かったのですが、今回はアルトということでバップもの、スタンダードものを中心に選びました。

Tangerineはあまりやらないスタンダードなんですが、テーマ・コード進行ともご機嫌な感じで最近大好きになりました。Fee-Fi-Fo-Fumはご存知ウェイン・ショーターの名曲で、京都のライブでもやりました。いい曲です。Zin-Go-Ziは数少ない私の曲です。大学生だった時に一人で京都を旅行して、高雄の神護寺を訪れた時にふっと浮かんだバラードです。Del Sasserはベースのサム・ジョーンズの名曲です。

Hark The Herald Angels Singは賛美歌なんですが、6/8拍子でやるとかっこよくジャズになるんですね。Fourplayがクリスマスアルバムでやってます。Stable Matesはベニー・ゴルソンの名曲で難しい曲です。今回も挑戦しましたが、やっぱ不完全燃焼だったかも(苦笑)。Naimaはジョン・コルトレーンのバラードで、いい曲ですよね。テナーでは難しい曲だなと思っていたのですが、アルトだと吹きやすいんです。Invitationはスタンダードで難しい曲なんですが、寺久保エレナちゃんがライブで取り上げていて、アルトでやるとかっこええなーと思って今回取り上げました。

全体にとっても気持ちよく出来ました。やっぱり聴いてくれるひとがいて吹くというのは演奏家にとって一番の喜びですね。ソロもついつい長めになってしまいました。



ピアノの安念は相変わらずご機嫌だわ。なんというか、うまいこと乗っかんてくれるんだよね。一番信頼出来るピアニストです。彼も気持ちよく弾いていたように思います。

ドラムの佐藤君も全然変わってない。彼の4バースのドラムソロは大好きで、何度やっても私がアタマがわからなくなるスリルがたまりません!

ベースの大久保太郎君は今回はじめて一緒にやるんですが、同じ北大ジャズ研出身の若手で、技術・センスとも抜群です。ほんと、最近の若手はすごいわ。びっくりです。



3セット目は懐かしいメンツが来てくれたのでそのままセッションにしましたよ。楽しいな~。ペットの西村さん、ベースの秋田さん、今はボーカルのともよさんです。短い時間だったけど一緒にできてよかったです。




という感じで札幌の夜は更けていきました。またやるぜぃ!!

2012年2月26日日曜日

3月に札幌でリーダライブやります

3月に札幌でリーダライブをすることになりました。

札幌の皆さん、よろしくお願いします。

堀四重奏団リターンズ!

堀 浩一郎 (Sax)
安念 和哉 (Pf)
佐藤 俊彦 (Ds)
大久保 太郎(Bs)

Live At MAPLE LEAFE
2012年3月17日(土)
Start 20:00 (Open 19:30)
1st   20:00-
2nd  21:10-
チャージ:1500円(1ドリンク付き)

MAPLE LEAFE
札幌市中央区南9条西10丁目1-40
札幌グランドマンションB1F
TEL:011-215-5880



2012年2月10日金曜日

MYM Live At Takatsuki JK 2012/2/9


昨夜は高槻にあるライブハウス、「高槻JK」に「MYM」を聴きに行きました。

「MYM」は笹井真紀子さん(pf)、斎藤洋平さん(ds)、平川雅子さん(ds)のピアノトリオです。一昨年にCDを出されています。これがすっごく良いCD で、たくさんの人に聴いてもらいたいのですが、一般発売をしていないのが残念です。笹井さんのHP(http://sasa-maki0716.cocolog-nifty.com/)からぜひ注文して聴いてください。

セットリスト:
1st
Without A Song
Clockwise
Deep Blue
Night Has Thousand Eyes

2nd
Hey, It's Me You're Talking To
Every Time We Say Goodbye
Blueskys
Lucky Southern
Relaxing In At Camarillo

さすが一癖ある曲ばかりで、楽しかったです。CDに入っている笹井さんの「Deep Blue」は名曲です。綺麗でかっこいい。5拍子の「Bluesky」も良かった。いずれも私には手におえない難曲です。

1曲目の「Without A Song」は軽快な4ビートで、いつか自分でもやってみたいな。

安定感のある平川さんのベースと軽快な斎藤さんのドラムに乗って、笹井さんがのびのびと弾いるなーというのが伝わってきて、聴いててほんとに楽しかったです。

笹井さんに「楽器は持ってきてないの?」と言っていただいてすごくうれしかったのですが、ライブを知ったのが当日で、会社から直行したので無理でした。残念!次は持っていこっと。