2011年3月28日月曜日

Joy Spring

昨日は久しぶりにルクラブ・ジャズ(京都・三条)に行きました。

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ktsin/

ルクラブは京都の老舗ライブハウスのひとつです。毎週日曜はセッション、水曜はボーカルセッションと、京都ではセッションできる数少ない店のひとつです。

前回は1月末に行ったのですが、その後ほかの店に浮気したり札幌セッションがあったり、その後の震災でモチベーションが低下したりと、しばらく足が遠のいていました。

このままじゃイカン、あんまり行かないと忘れられるということで、昨晩行ってきました。

昨日のホストメンバーは
  • 京都一の美人ピアニスト・大野 綾子さん(p)
  • 鉄の指を持つベース・原 満章さん(b)
  • すべてを包み込むタイトなドラミング・西本 憲史さん(ds)
でした。


昨日やった曲は
  • Four
  • Joy Spring
  • How High The Moon (Vo.入り)
  • But Not For Me 
でした。

Joy Springはクリフォード・ブラウン作の難曲です。コード進行はII-Vの連続ではあるんですが、F - F# - G - Fと転調しまくるし、テーマもドナリー並みに指を忙しく這わせる必要があります。




このビデオよりちょっと速くやりました。

練習してだいたいは吹けるようになってはいたのですが、セッションで「Joy Spring、やりたいんすけど・・・」となかなか言い出せなくて。でも昨日は「よしっ、今日はやったろーやないか」ということで、迫り来る他のピアニストにガンを飛ばしながら、ホストの皆さんとやることが出来ました。よかったー。

あとで聞いてみて、だいたいちゃんと吹けてました。コード進行がそこそこ忙しいのであまりいろいろなことは出来ず、手癖で吹いたところはありますが・・・。

今度からも「セッションであまり最近やってない曲」を必ず1曲吹く縛りでセッションに行こうと思います。次の時の候補は

  • Nica's Dream
  • Stablemates
  • Yes or No
  • Well, You Needn't
  • Recorda Me
  • It's You Or No One

あたりかな。

2011年3月9日水曜日

地球最後の日に吹く曲は?

よく「無人島に持って行きたいCDは?」というのがありますが、地球最後の日、つまり死ぬ最後に吹きたい曲はなんだろうと考えてみた。

ジャズじゃなくても何でもいいとしよう。私は今の気分いうと「All The Things You Are」かな。

もちろん手慣れた曲というのはあるんだけど、「いつも新しい発見ができて自分が成長できる曲」ということになります。

この曲はキーがAbとやややりにくいキーで、途中に何度も転調が入ります。そのためアドリブのストーリー性が作りやすいんです。気持ちをぐっとソロにぶつけやすいと感じてます。

「Body And Soul」も候補には上がったんだけど、あの曲は自分の中で完全に熟しきってしまっていて、吹いてて気持ちはいいんですが、さらに成長する気がしないんです。ナベサダとアート・ペッパーの名演があって、めっちゃくちゃ影響を受けてしまって、アレ以上の演奏ができる気が全くしません(当たり前ですが・・・)。

死ぬ直前に成長もへったくれもないんですが、最後の瞬間まで成長して死んでいきたい。あぁ、限界がさらに先に伸びたな、と感じるのが一番楽しい時です。その瞬間死ぬ、いいなー。

ブレッカーものとかコルトレーンものとか、例えば「至上の愛」の2曲目を吹きながら死ぬという選択肢もあるんですが、最後の瞬間に見失ったり裏返ったりして死ぬのは嫌だし(笑)。

ということで「All The Things You Are」に決めました。でもたぶん来月は違う曲を言っていると思うけど。

皆さんはどうかな?

2011年3月5日土曜日

札幌セッション(2011-02-26)

すっかり一週間前の話になってしまいましたが、札幌でのセッションの話を書きます。

とあるきっかけで大学ジャズ研でOB会セッションをやろうという話になって、セッションだけにし一泊二日で札幌まで行ってきました。

関空はこんな感じでいい天気でしたが、
札幌はこんな感じで雪いっぱいです。やっぱり冬は雪がないとしまらないよな。雪バンザイ!寒さバンザイ!


久々に北大も行ってきました。北大は鈴木先生のノーベル賞一色でした。念願の博物館も行ってきました。

この建物は昭和初期に作られた歴史的建造物に指定されている理学部本館だったのですが、数年前に北大の博物館として使用されています。

自分が学生実験したり履修科目の申請や成績表、学位記の受け取りをして出入りしていた建物がこんなふうに使われているのはなんか変な感じ、というよりちょっとさみしい感じがします。

鈴木先生の特別展示もしてましたよ。


札幌農学校から現在の北大までの歴史の展示物がたくさんあって、在校生やOBにはたまらない場所です1時間以上かけてゆっくりと見学しました。最後にグッズも買ったし。



さて大通りのホテルに荷物を置いてさっそくセッション会場へ。一次会は中央区南3条西5丁目 三条美松ビルB1Fのハーフノート(HP)でした。続々と懐かしい顔が集まってきてセッション開始です。私もブリブリ吹きました。



札幌で活躍しているプロや兼業のプロ、趣味でライブをやっている人や、最近は全くやっていない人までキャリア、年齢、世代も様々な人が集まりました。

基本、みんな変わってないんですよね。風貌もプレイも現役時代とたいして変わってない。うまいんです。だいたいジャズ研時代に相当鍛えられているか、現役時代にプロ並みの同等の技術・センスを持っていたんですね。多少のブランクがあってもびくともしない。すごいです。そりゃまぁ多少のナニはありましたが全然問題なし、すげー楽しかった。



その後は中央区南3西3サンスリービルB1Fのジェリコ(HP)へ。ここはジャズ研時代によく行ったジャズ居酒屋で、当時はライブはやってなかったのですが最近はライブもやるようになって、セッションをさせてもらいました。マスターの渋谷さんもお元気でした。




のべ4時間くらい吹いたかな。楽しかった。現役の子やOBになりたての若いOBともいろんな曲をやりました。若い子が皆なうまい!札幌シティジャズのコンテストで優勝したメンバーもいて、ゾクゾクするくらいかっこいいプレイをしてました。すごかったです。札幌のジャズシーンのレベルはやっぱり高かった。


私としては「Witch Hunt」、「Yes or No」、「It's You or No One」という、普段やらない曲をできたのがよかったです。ほんと楽しかった~。

年に1回くらいはやりたいな。