2011年11月29日火曜日

リニー・ロスネス at ルクラブ

11/28(月)はリニー・ロスネスらルクラブに来るということで、ワクワクして行ってきました。結論から先に言うと、めっっっっっっっちゃくちゃ良かった。

席はこのとおり、ピアノのリニーかぶりつきの席です。マスター、ありがとう!このあたりはマスターの計らいで、女性ピアニストががっつり集合してまして、私は大野綾子ちゃんの横で、知ってるひとのそばでよかった。




この日のメンバーはAnat Cohen (Cl,Ts)Renee Rosnes (pf)Peter Washington (Bs)Lewis Nash,  井上 智(g)でした。


アナット・コーエンは私は知らなかったのですが、イスラエル出身でクラリネットとテナー・サックスを吹きます。ギターの井上智さんは昨年春までニューヨークでギターを教えていた有名な方で、テレビでドキュメンタリーでご存知のかたも多いと思います。ピーター・ワシントンとルイス・ナッシュは言わずもがなの超一流のリズム隊!

演奏が始まるやいなや、リニーの強力なピアノに圧倒されました。なんと言ったらよいか、これまでのジャズジャイアントのすべてのおいしいところを全部取っちゃったみたいな感じです。

あるときはチック・コリアのような技巧派フレーズの嵐、ある時はマッコイのようなモーダルなペンタ攻撃、ある時はエバンスのようなリリカルなバラード・・・。圧倒されました。

アナットはすごかった!特にクラリネットの演奏がめちゃくちゃ良かった。クラリネットでモーダルなプレイをしちゃうんですよ。一方でスイング時代の名曲「メモリーズ・オブ・ユー」を吹くときはグレン・ミラーみたいにきれいに吹くし、完璧にクラリネットを自由に操っちゃう。かと思えばテナーも女の子とは思えない力強い演奏をするし。

ちょっとこれはクラリネットも欲しくなっちゃいましたよ。いい音するもん。

しかしながら、当たり前ですが、やっぱ世界をジャズで渡り歩くミュージシャンはすごいわ。

吹きあげるアナット

リニー


井上さんのソウルフルなプレイ


リニーといえば、何といってもジョーヘンに才能を見出されてブルーノートからメジャーデビューした経緯があり、ジョーヘンにはそりゃリスペクトしてる、と言うことはRecorda Meをやってくれるかなー、と思っていたら、最後のほうでやってくれました。しかもバカっ速で。すげー。

いや~、ここ数十年で私の中で3本の指に入るライブでした。満喫満喫!!

ライブ後に入り口でリニーとお話ししてサインをもらっちゃいました。リニーって結構ちっちゃい人です。165cmくらいかな。気さくにサインに応じてくれました。


このCDがの時は29歳で今は49歳、それなりにご立派な体格に変貌してました(笑)。でもちっちゃい顔と高い鼻筋はそのまんま。

ということで、大満足でルクラブをあとにしました。マスター、ご苦労さんでした。ほんとにリニーを呼んでくれてありがとう!!!また呼んでね!

次は年末のエレナちゃんで今年の締めですな。










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