2011年2月25日金曜日

明日はジャズ研OB会セッション at Sappro!

明日、一泊二日で札幌まで行ってきます。大学のジャズ研のOB会&セッションがあるんです。

入部してからウン十年たってもなんやかんや集まれる仲間、先輩、後輩というのは本当にうれしいもんです。

社会人になってもいまだに現役で活動している人、最近はすっかりリスナーになって楽器は全然触ってない人、そのままジャズメンになった人など様々。

みんなのウン十年を全て聞くのには短すぎる時間かも知れませんが、濃い時間を過ごして来ようと思います。

私はもちろん血が出るまで吹く予定です!

私にとってはジャズ研はひとつの「原点」です。

横浜から札幌にやって来て、大学で何のサークルに入ろうと思っていたのですが、実はいきなりジャズ研に入ったわけではありません。

当時、テナーを持っていたのでサークルは音楽系とは決めていたのですが、最初に訪問したのは何を隠そうブラバンでした。高校時代にブラバンに入ってたし、コンスタントに楽器を吹くならブラバンかな、と思ってました。でも聞くとあまり活発に活動してなさそうだったので、他にないかと探してて入ったのがジャズ研でした。

最初、ジャズ研っていうのはジャズを研究する、つまりミュージシャンやアルバムについてあれこれ調査して発表しあうようなサークルと思ってました。まぁ、とりあえず掛け持ちで入っておくか、と思って部室に行ったところ、ちょうど先輩のバンドのリハ中でした。

その時いたのが、Nさん(旧姓Tさん;ピアノ)とKさん(ベース)でした。Nさんいわく、「おめー、楽器持ってきてねーのか。今度持ってこいよ。しかしおめー、橋爪功に似てるな」。これがあだ名として定着しなくてほんとよかったです。

あとから聞くと、彼が「〇〇に似てるな」といってそれがそのままあだ名になった人が多数いるということで、M田さんなどは本名がM村さんということをだいぶあとになってしったくらいでした。

それ以来、結局10年も在籍してしまい、最後は同期が誰もいなくなってしまいました。わはは。

明日は楽しむぞー。

2011年2月22日火曜日

「じゃず家」セッション

今日は大阪・天満にある「じゃず家」というお店のセッションに初めて行ってきました。
http://www.cocosound.jp/jazz_ya/index.html
ここはセッションが盛んなお店で、スケジュールを見るとしょっちゅうセッションしてます。今日はピアノの杉山さん目当てで参加しました。
杉山さんは最近、ソロアルバムを出された若手のホープのピアニストです。



でもなぜか組み合わせ抽選が空回りで、この日はご一緒することができずに残念!サックスだらけの回になったようで、アルト3、テナー2、バリトン1。
なんか懐かしい部室セッションのような感じでした。

2011年2月21日月曜日

セルフ・マインド・コントロール

昨日は久しぶりに「ルクラブ・ジャズ」に行こうと計画してたのに、家を出る一時間前に急遽中止しました。

とにかくモチベーションが感じるほどにどんどん低下してしまって、この状態ではセッションをとても楽しめない、というわけ。

なんでなんかはよくわからないんだけど、体は吹きたいと思ってるのに心は吹きたくないって言ってる、そんな感じです。

学生の時に自分のバンドでハコでライブハウスに出てたときもこういう感じは何度かありました。それでも枠を貰ってるからもちろん行きましたが。行って吹いてみると、意外と悪くなかったりしました。

それを考えるとプロの方々ってこういうときどうしてるのかなって考えます。いつもいつもアゲアゲ気分なら毎日のライブは楽しいのでしょうが、そうでもないときはどのようにコントロールしてるんかな。

サラリーマンの仕事と違って楽器のプレイは、かなりメンタルが全面に出てしまうから、やる気がないときはプレイに出て、聴いてる人にすぐわかっちゃうと思うんですね。実際、そういう演奏に出くわしたこともあるし。

そういうマインドコントロールをどうやってるか今度聞いてこよっと。

明日は這ってでもセッションに行こうっと。

2011年2月9日水曜日

こうすればジャズがうまくなるの?

ツイッターのTLで「ジャズがうまくなるには」というツイートがあったので、この話題についてちょっと考えてみた。

「ジャズがうまい」ってなんだろう。いろんな定義があってまとまらないんだけど、こんなことなんだろう。
  • 気持ちが感じたままに音にできる
  • 他の楽器との会話が自由にできる
  • 聴いている人の気持ちを高揚させられる、感動させられる
たぶんもっといろいろ書きようがあるんだろうと思うけど、いま自分がそうしたいと思うこと、上手な演奏を聴いて感じることはこんなことかな。

「気持ちが感じたままに音にできる」、これは簡単に言うとアドリブのコントロール・表現の自由さなんだろうと思います。まずは楽器の操作技術は当然必要ですね。最低限のハードルです。でもこれがかなり難しいのですが、楽器をコントロール出来ないのに「気持ちが感じたままに音にできる」のはできないので、最低限これはやらなきゃなりません。

その上で、感じたままに音にできるにはどうすればいいのか。つまりアドリブの技術です。

私は聞かれるとよく例えるのが英会話です。英語の文法や単語=ジャズで言うと理論というのはそんなに必須ではないように思います。でも外人は自由に英語をしゃべります。それは小さい頃から英語をしゃべる大人を聞いて育っているので、それが何のか知らなくても喋り方は知ってます。

「今日はいい天気ですね」と振られると、それに対する回答は自ずと決まりますよね。「お腹がすきますね」とか「さっきから欲情しているんです」と返すことはないと思います。でもアバンギャルド的には面白いけど。適切な回答だけでもかなりの数のフレーズが思い浮かぶと思います。その数の多さがアドリブの引き出しの多さになります。

アドリブに置き換えると、ひとのフレーズをいっぱい知っているひとは会話と同じで自由にしゃべれますよね。なのでやはり「いっぱいひとのいいフレーズを聞く=コピーする」に限ると思います。いろんなフレーズを知っていれば、いつかそのフレーズが最適な場面で喋れる=吹けるようになります。

よく「コピーなんてだせーぜ。自分のフレーズで語るんだ」などとわかったようなことをいう人がいますが、そういう人に限ってたいてい聴くと単なる下手くそだったりします。いっぱいフレーズを聴いて吹けて、その上で自分のフレーズの組み立て・再構成をすることからアドリブは始まると思います。

コード進行=会話の流れ、になるんですが、そのなかで自分の引き出しがどんだけあるかで、なかりのアドリブの自由さが違ってきます。楽器を口から離して、まずはそのコード進行で鼻歌を歌ってみるのはいい練習です。「歌う」、これもアドリブの大切な要素です。まずは歌えるようなフレーズが自由に出るような訓練をしましょう。


「他の楽器との会話が自由にできる」、「聴いている人の気持ちを高揚させられる、感動させられる」、これはなんといっても場数を踏んでできる能力だと思います。英会話もそうですが、スクールでいくら勉強してもテキストと同じ場面に出くわすことはまずありません。突然降って湧いた状況にいかに対応できるようになるかは場数でしょう。つまりセッションが一番いい勉強だと思います。

セッションではいろんなひとが来ます。レベルも様々ですが、下手なセッションやなーなーなセッションに行っても上達しません。ちょっと上のレベルのひとが集まるセッションにたくさん行くと、本当に勉強になります。楽しむだけのセッションにばかり行っていてもたぶん上達しません。いじわるなセッション、初めて行くセッション、プロばかり来るセッションこそ一番いいセッションです。失敗してもいいんです。失敗したことをちゃんと理解して、何が原因だったのか、何を練習すればいいかがわかれば1ステップ上がるはずです。

そんなこんなで結論をいうと、やはり「聴く&コピー」と「良いセッション」に尽きるのではないかなと感じてます。もちろん楽器そのものの練習があっての話ですが。


初心者の方はそういうことを教えてくれるひとがなかなかいないと思います。私は大学のジャズ研でいい先輩に恵まれたことが一番大きい影響を与えてくれたなと思ってます。

いろんな所に引き回してくれたM氏、バンドに入れてくれたT氏、ジャズはセックスだと教えてくれたT氏とN氏、いい先輩に恵まれてすくすくと育てられた気がします。まずはいい伝道師を見つけることが一番の早道かもしれませんね。


2011年2月8日火曜日

昨日はバンブークラブのセッション

昨日は久しぶりに大阪・天満の「バンブークラブ」のセッションに行きました。

最後に行ったのが昨年の11月でした。その後の2回ほどは、唇が切れたりお疲れで体力がなかったりでお休みしてました。

今回は万難を排しての参加。気持ちが急いてしまい、早く行きすぎて時間前に着いちゃった。

昨日は月曜だし寒波で寒いし、参加者少ないかな、と思ったらめっちゃ混み混みで大盛況。最後にママさんに聞いたら17人だったそうです。あのお店の広さでは満員電車並みやわ。

ホストはロンリートリオでお馴染みの権上さん(b)、矢藤さん(p)、松田ゴリさん(ds)です。今日はなんと権上さんと同じ「ジンジャーブレッドボーイズ」のメンバーの横尾さん(tp)がご来店でした。

まだ人の少なかったときに、念願の「デルサッサー」を吹かせてもらって、そのあとは横尾さんと「朝日・・」をやや爆破バージョンでやらせてもらいました。楽しかったです。

昨日は神戸大や阪大、音大の学生・卒業生が多かったらしいです。皆んな上手やわ。「朝日・・」で御一緒した阪大の〇山さん、めっちゃいいわ。後ろから煽られておもわずイッちゃいました。

女性のドラム、ベースのかたも良かった。関西の若手は層が厚いことをますます実感しました。

人数は多かったけどちょうどいい盛り上がりで、セッションらしいセッションができました。若い人からエネルギーももらったし。

また次回も行かなきゃ!

最後に横尾さんと二人で写真におさまりました。ありがとうございました。