最近の行きつけは「Walty堂島」。ジャズとクラシックが充実してます。そのうちここも行きたい。
「Relaxin at Camarillo / Joe Henderson」
1. Y Todavia la Quiero
2. My One and Only Love
3. Crimson Lake
4. Yes, My Dear
5. Relaxin' at Camarillo
1979
Joe Henderson (Ts)
Chick Corea (Pf)
1.2.5
Tony Dumas (Bs)
Peter Erskine (Ds)
3.4
Richard Davis (Bs)
Tony Williams (Ds)
久しぶりに聞くといいわ。学生の時、このCDに影響されてジョーへンを研究したもんな。「Y Todavia la Quiero」はジョーへンのオリジナルで何度も自分のバンドでやったし。あのベースの印象的なイントロを聞くと当時一緒にやってた水●さんを思い出すな。
「Relaxin' at Camarillo」はパーカーが麻薬治療中のカマリロで作ったブルースですが、ジョーへンのソロもかっこいいし、チックのバッキングも聞きもの。
「My One and Only Love」も美しい。自分のマイワンのソロの構成に影響を受けたな。最初のルバートはあまりに美しすぎる。
「Soul Station / Hank Mobley」
1. Remember
2. This I Dig of You
3. Dig Dis
4. Split Feelin's
5. Soul Station
6. If I Should Lose You
1960
Hank Mobley (Ts)
Wynton Kelly (Pf)
Paul Chambers (Bs)
Art Blakey (Ds)
ハンク・モブレイは過小評価されがちなテナーですが、私は大好き。マイルスバンドの頃のモブレイは確かにコルトレーンの影で少々雑なソロが多くて、私もあまり好きではないけど、ブルーノートから出ているモブレイのリーダー作はどれもファンキーで楽しい。
バックも当時の超一流が勢ぞろいで安心して聞けますね。
「This I Dig of You」はモブレイのオリジナルで、これも自分のバンドでよくやった楽しい曲です。コード進行もやりやすいのでセッション向きだし、ジャズ研2~3年目でやれば決まる曲だと思います。今聞くと「懐かし~~~~~」って感じになりますな。
B♭の譜面を載せます。
「The Spoiler / Stanley Turrentine」
1. Magilla
2. When the Sun Comes Out
3. Fiesta
4. Sunny
5. Maybe September (Theme from the Oscar)
6. You're Gonna Hear from Me
7. Lonesome Lover
1966
Blue Mitchell (Tp)
Julian Priester (Tb)
James Spaulding (As, Fl)
Stanley Turrentine (Ts)
Pepper Adams (B.Sax)
McCoy Tyner (Pf)
Bob Cranshaw (eb)
Mickey Roker (Ds)
Joseph River (shakers, tambourine)
これは初めて聞いたのですが、さすがタレンタインだけあって、黒いっ!ミスター・ソウルフルって感じですな。
「Sunny」は有名な曲なんでどんなふうにやるんかな、と思っていけど、結構普通にやってました。
希望ヶ丘高校サックスのおおてきです。ジョーヘンはBlueNoteの「INNER URGE」が持っている作品の中では一番好きです。「Relaxin at Camarillo」というアルバムは今まで知りませんでした。 1979年だと前年にチックと「Friends」を創ってますね。この時期この2人共演が多いですよね。Peter Erskine はWEATHER REPORTにもう加入してたころでしょうか。
返信削除ジョーヘンのマウスピースはセルマーのC☆でリードはラボーズのミディアムソフトだとインタビューで読んだ記憶があります。デカイ音は確かに出ないでしょうが、テナーらしいバリッとした音で吹いているのは、リードを全く締めつけずに振動させきっているからだと思います。
私事で恐縮ですが、ずっとファットリップでテナーを吹いていたのですけれど、どうしても下唇がリードを圧迫してしまいピッチやタンギングに悩んでいました。サブトーンを吹くときのアンブシュアで全音域吹くのが理想とよく聞くのですが、どうもしっくりきませんでした。
そこで、ダブルリップで、かつ下顎を前に出すフォームを試したところ下唇がリードを押し上げる癖が解消、サブトーン、からフラジオまで満遍なく出るようになり、タンギングもしやすくなって吹けなかったフレーズが吹けるようになりました。
堀さんはどうしていましたか?8分音符フレーズは拍の裏でタンギンングをいれる吹き方でしたか?レガートタンギングを1つの音だけでなく、複数の音に渡って僅かに舌をリードに触れたまま吹いたりとかしますか?
頭に浮かんだフレーズを即座に楽器で吹くには、丁寧な基礎の積み重ねが大事だと改めて痛感しています。
「Soul Station / Hank Mobley」はRememberとThis I Dig of YouのSoloを練習エチュードとして吹いたりします。他のテナー奏者のコピー練習とローテーションしながら。コピーは一曲通して吹けるようにする一方で、1~2小節ずつにばらして、1つのフレーズをいろんなインターバルで吹いたりします。半音上がったり下がったり、短3度ずつ上がったり、2度ずつ下がったり。
堀さん式練習方法、宜しければ教えてください。
ジョーへンは一時期完全にはまってしまって、かなりのアルバムを聴きまくりました。マニアックなところでは、チャカ・カーンの「ビバップを歌うなんちゃら」というアルバムのビバップメドレーにジョーへンが入っていて、ジャイアンとステップスのソロが当時としては結構カッコよくてはまりました。
返信削除なんといって目の前で見たジョーへンが忘れられないな。80年代後半にオルガンの寒川と一緒に札幌に来たのを見に行って、ジョーへンのサックスの朝顔に触れるような近さで聴きました。
ジョーへンはラバーのセルマーのマウスピースだし、音自体は小さいのですが太い音でした。あの音に憧れて同じようなマウスピースを吹かせてもらったことがあったのですが、同じような太い音は出なかったな。
たぶん口とか喉の広さとかの共鳴構造に関係するんでしょうね。ちなみに私はオットーリンクとデュコフです。
アンブッシュアは基本的にはブラバンで叩き込まれたもののままでしたよ。だから特にアンブッシュアをいじったことはありません。
逆に言うとアンブッシュアのバリエーションもないので、どうすれば良いとか悪いとかがよくわかりません。ブラバンで自然と身についた感じです。
タンギングも基本的にはブラバン時代のままです。一時ブレッカーのダブルタンギングを練習したこともありましたが、マスターできずに普通にシングルのタンギングのままでやってました。
ソロのまるまるコピーはほとんどしてません。高校時代にアート・ペッパーの曲のソロをまるまる2曲したことがありますが、あの頃はアドリブ自体できなかったので、まるまるコピーして学祭に出たというのが本音です。
ジャズ研時代は、いろいろたくさん聴いて好きなミュージシャンのかっちょえぇフレーズを頭で覚えて、覚えきれないのだけ五線紙に書き留めてました。で、セッションなどで何度もいろいろ試したり組み合わせたりして自分のフレーズにする、という流れですね。
前にもどこかに書いた気がしますが、アドリブは第二外国語の習得と同じで、たくさん喋っているうちに自分のものになるんだと思います。本や楽譜で学べるのはほんのちょっとだけで、やっぱり個人練習の先にあるセッションや自分のバンドでのソロの構成だと思います。
場数を増やせば絶対進歩しますし、その間に質の高い音楽をいっぱい聴くことでしょうね。
モブレイのソロは教科書のようなソロを吹いてくれるので勉強になりますね。ロリンズのソロは全体としてめちゃくちゃかっこいいけど、部分だけ切り出して吹くと意外とハマらない、パーカーのソロもそうですね。
やっぱ切り出したソロは所詮切り出しなので、急に「Yes, we can」というのと一緒で意味不明になってしまいます。
アドリブの上達に王道はないんでしょうね。
確かに上手いリズムセクションとセッションするのが一番ですね。
返信削除学生や独身の頃は、深夜のジャムセッションとか行ったりしていたのですが、仕事と家庭を持つとなかなか難しいものがあります。
それでも、今年は場数を増やして喋るようにしたいところです。ピアノかギターのいい相棒も探さないと。
返しのコメント有難うございました。
また音楽ネタの日記期待しております。