昨日は京都の老舗ジャズクラブ、「ルクラブ・ジャズ」の今年最後のセッションに行ってきました。ギターの寺井さんがホストの日でした。
今年はサックス活動を再開して以来、一番行ったお店がこのルクラブでした。
京都の街中にあるので近いのと、毎週日曜にセッションしてるので、ついつい足を運んでしまいます。といいながら、通常のライブには行かなくて申し訳ないです。
今年はギターの寺井さんと出逢えたのも大きな収穫でした。昨日は時間があれば寺井さんとお話ししたいと思って出掛けました。
セッションの合間にカウンターで飲む寺井さんに近づいてお話しできました。
寺井さんは御年77の1933年のお生まれです。ですから寺井さんがジャズを聴き始めたのは日本はまだ戦後のスイング黄金時代なんですね。ナベサダとほぼ同期になります。
ギターはバーニー・ケッセル、ベースはレイ・ブラウンが好きとのことで、彼らのジャストなタイムでジャズを勉強したとのことでした。
話は自然とこの「ジャスト」のことに。最近の若い子のベースは前に突っ込むような、なんともおかしなタイムで弾くので、一緒にやりにくい、ポール・チェンバースやレイ・ブラウンのようにちょうどより少し後ノリくらいのタイムで弾くと、スイングするとおっしゃってました。
この「ジャスト」感覚はプロの方はみんな一番厳しく聴き、弾きますね。私も学生の時、ススキノのプロの方に厳しく仕込まれました。
お好きなギタリスト談義になって、「ケニー・バレルが出てきたときは一気に人気者になったよなー」などと。寺井さんにとってはケニー・バレルはいまでも新人なんです。
昨日は以前に他の方の演奏で好きになって一度やりたかった「Bluesette」を吹きました。まだテーマを完全には暗譜してないのでちょっと間違えましたが、楽しかった。寺井さんにバッキングしてもらえるだけでミスもフェイクに聴こえるかも。
来年もルクラブにお世話になるつもりです。よろしくお願いします。
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