2011年4月26日火曜日

久しぶりのテナーでセッション

先日の日曜日はいつものルクラブ・ジャズ(京都・三条)に行ってきました。ホストは大野綾子さん(p)、原さん(bs)、西本さん(ds)の日です。この皆さんの時は何度もお世話になっているので、リラックスして吹けます。

今回はそんなんもあって、超久しぶりにテナーを持っていくことにしました。緊張セッションに吹き慣れない楽器を持っていくと、まず間違えなく崩壊するので、リラックスできるセッションに持っていったというわけです。

最初はお客さんが少なくて、アルトの方と「Black Nile」を吹いてみました。吹きながら「をっ、意外といけるかも」という手応えを感じてうれしかったな。

なんといっても人前でテナーを吹くのは、身内だけのセッションを除くと私の記憶では10年は間違えなく越える。その最初の一曲目で手応えありっ、ってことで、あとはブリブリ吹いてきました。その後もフロントはフルートのひとだけで、やりたい放題だったかも。

覚えてるので「Just Friends」(これはドラムの人がやりたいといったので)、「St. Thomas」(ほんとはWell, You Needn't がやりたかったが、ピアノが超初心者だったので)、「Chicken」(エレベ君だったので)。んでもってどうしても自分のやりたいのを入れたかったので、最後に「Recorda Me」をやりました。

いや〜、よく吹いた。楽しかった。

これなら近場なら重いテナーでもいいかもな。

2011年4月23日土曜日

初萬屋セッション

昨日は初めての神戸元町の萬屋宗兵衛のセッションにいってまいりやした。


萬屋宗兵衛

関西では神戸がジャズが最も盛んな街で、いまの札幌のようにジャズのライブハウスがたくさんあります。この萬屋はそのひとつで、若手のミュージシャンのライブを毎日のようにやっている神戸では重要なお店です。

前回初めてこのお店のライブに行きまして、3アルト(浅井、早川、武藤)を堪能しました。月に一回ジャムセッションをやっていること、知り合いになって子から「萬屋のセッションは熱いのでぜひ行ってみてください」と言われたので、意を決して行ってみたわけです。

昨日は金曜日ということで、神戸のミュージシャンは各自のライブで出払ってまして、参加人数が少なくて何曲も吹くことでできて、ある意味ではラッキーでした。

昨日のホストは高橋知道さん(t.sax) 宮上啓仁さん(b) 中野圭人さん(ds)でした。中野さんなんてまだ大学生とのことでしたが、やたらうまいドラミングにびっくりしました。留年したそうです(笑)。

なんといっても高橋さんのテナー、すっげー。日本人でここまでテナーを自由に操る達人を初めて見ました、聴きました。ほんとにテナーらしいテナーです。熱くなったときのフレーズはスティーブ・グロスマンのようでした。聴くだけで惚れ惚れしました。



もちろんCD出てました。




実はまだ入手してません。なんやかんやでまだ手に入れてなかったのですが、これを機に発注しなきゃ。

私はということ今回は65点です。なんといってもピアノがいなかったのでどうしても乗りきれなかったのが痛かったな。私はコード感をピアノのバッキングに頼ってしまうので、ピアノがいないと自分がコード感を出さなきゃと思って、フレーズが崩れてしまうようです。まぁまぁだったのはAll The things...くらいかな・・・。

ギターに木下良介さんもいてくれたので少し吹きやすかった。ありがとう、きのやん!でもギターもいなくてサックス(堀、高橋)、ドラム、ベースの時は焦ったな~。木下さんも今日初めての萬屋とのことで、奇遇でした。この前は天満のじゃず屋で会ったっけなー。

ということで、なんとか初萬屋をクリアしました。次は5/23(月)19:30~22:00ですよ。Don't miss it!



しかし神戸は遠いな~。神戸・元町からうちまで約1時間半。住むとこ間違えたかな(苦笑)。

2011年4月21日木曜日

ジンジャー・ブレッド・ボーイズ


火曜日に京都・ルクラブ・ジャズに「ジンジャー・ブレッド・ボーイズ」を聴きに行きました。

ジンジャー・ブレッド・ボーイズについてはこのブログで以前に書きました。関西の若いジャズミュージシャンの横尾 昌二郎(tp) 浅井 良将(as)  大友 孝彰(p) 権上 康志(b) 斎藤 洋平(ds)のクインテットです。昨年の夏に初CDをリリースしてます。めちゃくちゃかっこいいです!

今年はまたまた極秘プロジェクトが進行中のようで、楽しみにしてます。



ルクラブには一年ぶりの出演とのことで、前回私が見たのは去年の夏の京都・新風館でのオープンライブになります。

前回聴いたときももちろん完成度が高かったのですが、今回聴いて完成度にさらに磨きがかかったのと、音としての幅の広がりを感じました。ますます精進して、高みを目指してほしいと思います。



細かい感想など・・・。

ピアノの大友さん。歳はわずか24のバンドでの最年少なんですが、プレイの完成度は高かったな。前回聴いたときはエレピだったので残念でしたが、今回はルクラブのグランドピアノなので、音の粒々までよく聴こえました。

ドラムの斎藤洋平さんはメンバー唯一の京都在住です。レベルの高いドラミングに圧倒されました。ソリストとのインタープレイやオブリガート的なサポートバッキングが凄くよかった。ルクラブで月1で叩いてるので、箱の鳴り方もよくわかっているんでしょうね。

アルトの浅井さん、やっぱいいわ。今の日本のアルトの三本の指に入るの間違いない。技術力に裏打ちされた高度な表現力に今回も圧倒されました。 マイワンでのソロはすごかった。じーんとしました。いまの日本のアルトではエレナちゃんと浅井さんが私のアイドルです。

演奏後にちょっとお話しできて、マウスピースはメイヤー、リードはアレキサンダーとのことでした。オーバートーンの練習は毎日してるって。そうじゃないとあんな自然なフラジオは出ないもんな。

横尾さんは聴いた感じ、ちょっとだけ不調かなーと感じました。たぶん普通のリスナーはわからない程度の差なんですが、何かプレイに迷いを感じました。吹っ切れて好きなように思う存分吹いて欲しいです。

権上さんはやはり元気いっぱいなご機嫌なベース弾いてました。ジャズやってるのが楽しいんだろうな~、と思わせるプレイで、見ている私もハッピーになりました。自分のオリジナルでのベースソロはこれまたジーンときました。自分の故郷の下関の風景が浮かんできました。



全体にバンドとしての完成度は上がっているのですが、たぶんお互いの手の内を知り尽くしてしまっているための、なんというか冒険・遊びが少ないかな、という気もします。スリルが少ないというか、「次はどう来るんだろ?」というようなワクワクがもっと欲しかったかな。悪く言うと無難なところを走ってるので大きく外さないんだけど、それ以上の面白みがない。

マイルスバンドやVSOPのインタープレイは聴いてて手に汗握る感覚があるんですが、そういったある種の「格闘技」のようなやり取りができるようになれば、また一段上がる気がしました。ドラムのちょっとした遊びにベース・ピアノが乗っかって、その上でフロントが絡む・・・そんな風景を聴きたいとおもいました。彼らならたぶん出来る。


今回の感想はちょっと厳しめだったかな。本当のファンだから素直に書きました。

2011年4月16日土曜日

ダスコ・ゴイコヴィッチ

久しぶりにCDを買ったのでレビューを・・。



(Amazonのレビューより)
哀愁のトランペッター、ダスコ・ゴイコヴィッチがニューヨークの最強軍団を率いレコーディングしたのが本作「ビバップ・シティ」。前作「ソウル・コネクション」でトミー・フラナガンの好サポートを受けてスウィングしたダスコだが、本作ではケニー・バロンの繊細かつキレるピアノのサポートと、レイ・ドラモンド&アルヴィン・クィーンという太々しいリズム・セクションのグルーヴに乗りホットなブロウを聴かせてくれる。さらにラルフ・ムーアとエイブラハム・バートンという若手二人のサックス奏者を曲ごとに入れ替えフレッシュなサウンドを展開、活きの良いアコースティック・ジャズをプレイしています。J.Jジョンソンの名曲「ラメント」は数あるレコードの中でも歴史に残る出色の名演! [1994年録音]

ダスコ・ゴイコヴィッチ (tp,flh)
ケニー・バロン (p)
レイ・ドラモンド (b)
アルヴィン・クィーン (ds)
ラルフ・ムーア (ts on 1,3,4,5)
エイブラハム・バートン (as on 2,7,9 )

【アーティストについて】
1931年生まれ、旧ユーゴスラビア出身のトランペット、フリューゲルホーン奏者。17歳からユーゴスラビアのベルグラーダにあるミュージック・アカデミーで約5年間ジャズを学ぶ。1950年代にドイツへ移りフランクフルト・オールスターズとしてCDをリリース。ヨーロッパ全土で定評を得たダスコは29歳にしてバークリー音楽院に奨学生として招かれ、作曲、アレンジを学ぶ。在学中に渡辺貞夫やトニー・ウイリアムスをメンバーに加えた自分のバンドで活動し、その後「メイナード・ファーガソン楽団」や「ウディ・ハーマン楽団」等で活躍するが1967年以降に活動の場をヨーロッパに移し「ケニー・クラーク?フランシー・ボラーン」のビック・ バンドに参加する他、トロンボーン奏者のスライド・ハンプトンと双頭バンドを結成するなどヨーロッパ、アメリカでライブやレコーディングを行う。 1970年代に入りドイツのEnjaレーベルから発売されたアルバム『アフター・アワーズ』はその哀しくも心に染み渡るプレイで日本のジャズファンの琴線をも震わせ、日本でもダスコ・ゴイコヴィッチの名は広く知られるようになる。1996年の初来日以降、自らが率いる「インターナショナル・ジャズ・クインテット」で度々来日しており、今なおヨーロッパを代表するトランぺッターとして多くのジャズファンに愛されているアーティストである。


ダスコ・ゴイコヴィッチは大学のジャズ研のペットの先輩が好きだった人です。興味はあったのですがなかなか聞く機会がなくて、今回はじめて聴きました。

ご機嫌なペットです。このアルバムは「ド・バップ」なアルバムで、軽快に、楽しくバップをやってます。逆にいうと、あまり特徴のないバップなペットにも聞こえます。

ラルフ・ムーアというサックスは名前しか知らなかったのですが、太いいい音を出すな。レイ・ドラモンドは久しぶりに聞くな。ジョニー・グリフィンと一緒にやっているを聞いて以来かもしれん。

全体に非常に聴きやすいアルバムです。ジャズをあまり知らない人には聴きやすいと思います。個人的にはもう少しアクの強いペットを聴きたかったので物足りないかな。今度は彼のもう少し古い60年~70年代のを探して聞いてみよう。

初甲子園

今日は初めて甲子園球場に行ってきました。

じつわ初めてなんです。
関西に住んで10年以上たつのですが、甲子園は初めて。

巨人ファンの私はあの球場に行ったら死ぬと思ってこれまで敬遠して、大阪ドームばかり行ってました。今回は楽天の主催試合でオリックス戦だったので安心して行けたんですな。


思ってたのより小さい印象です。ここで夏の高校野球をやってたんだな~。

でもって、今回の収穫はマーくん、こと楽天の田中投手です。駒大苫小牧でのあの夏の再試合決勝以来ファンです。あの子がこんなに立派になるとは・・。

今日は出番ではないのですが、募金活動に球場に来てました。いい子だわ。