2010年8月9日月曜日

寺久保エレナちゃんを聴きました

大学のジャズ研の時の先輩と「寺久保エレナ」を聴きに行ってきました。彼女のデビューアルバムの発売記念全国ツアーの最終日の大阪・ミスターケリーズでのライブです。

http://ameblo.jp/erenasax/
http://www.misterkellys.co.jp/


正直、びっくりだと軽すぎるな、驚愕しました。18歳でここまで吹けるの??日本で、いやもしかすると世界で一番うまいアルトかもしれない。うまいだけじゃなくて人を感動させることができる。元プレーヤーである私はたいていのジャズに「感動」を覚えるところまではいかないけど、今回は不覚にも感動してしまった。音楽に演奏に「歳」は関係ないわ。


オープニングからYes or No。アルトでやるのは初めて聞いた。完全ノックダウン。Stablemmatesのドライブ感。洋輔が贈ってデビューアルバムのタイトルになったNorth Birdもリリカルなのに熱い熱い演奏。Take The A-trainはピアノとのデュオでカッコいい。この歳でここまで吹けるか??


そしてMy Foolish Heartのカデンツァは圧巻。ブレッカーなのかパーカーなのか、君はいったい誰だ。なんでここまで吹けるのか。


なんというか、技術がただ上に乗っているだけじゃなくて、完全に消化して自分のものになっている。上っ面じゃなくて必然としてそのフレーズが出てくる。


来年はバークレーに行くとのことで、しばらく日本では生演奏は聴けなくなるはず。機会があれば絶対聴いたほうがよい。いや、サックスをやっている人は聴かない方がいいか、間違いなく自己否定してしまう。こんなにこの歳までサックスをやってきたのに俺はこれしか吹けないのか、と。


間違いなく世界に羽ばたく、世界が求めるサックスプレーヤーになる逸材。これからも注目しよう。


最後にCDにサインしてもらって握手してもらいました。完全に単なるミーハーになってしまった。



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