先日、権上さんが参加したグループが高槻で演奏する機会があり聴きにいって、非常に素晴らしいベースラインを弾くので、このアルバムをその場で買ってきました。この時代になんと2000円ポッキリ。お買い得です。
メンバーは(おそらく)全員20代という若さなのだが演奏技術はもちろん作曲技術、音楽センスのいずれも非常にレベルの高いものを持っている。こういう若いミュージシャンが次々と育っていくのは頼もしいです。
以下、収録曲のショートコメント。
- He's Still A Boy
横尾(Tp)による三拍子の軽快な曲。初レコーディングという緊張も感じられずのびのびとしたソロ回しが続く。 - Speak Low
アルバム唯一のスタンダード。テーマのAの部分でベースとピアノ、ドラムが印象的なバックラインを刻む中で横尾(Tp)と浅井(As)の美しいハーモニーが重なっていく。美しい。 - Point Of No Return
権上(Bs)による曲。権上の重々しいベースのイントロに続いてモーダルなテーマが始まる。これはカッコいい。OTBを彷彿させるメインストリームジャズだ。ジミー・ギャリソンに捧げたとのこと。 - Grandma's Song
大友(Pf)によるゆったりとした曲。 - 不自然な階段
浅井(As)による曲。8ビートから入り後半は4ビートに移るテーマ。これまたカッコいい。 - Moon Ears
浅井によるミディアムテンポの4ビート。フロントのバース交換あり。 - I Was Here Before
権上(Bs)によるバラード調の曲。 - Jungle Boat
大友(Pf)によるアップテンポの軽快な曲。
http://gingerbread.boy.jp/
関西では不定期にライブをやっており、西日本・東日本ツアーをすでに敢行して大盛況とのことです。ぜひ北日本ツアーもやって、特に熱い札幌のジャズシーンでもブレイクして欲しいと思います。
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