2010年12月31日金曜日
大晦日はデュコフと格闘
リードの硬さ、マウスピースに付ける位置、リガチャーの位置・締め具合、アンブッシュア、そのすべてが完璧でないといい音が出ない。
ちょっとしたズレでリードミスや裏返りを起こす。オテンバな娘をてなづけているようで苦しくもあり楽しい。
ということで2010年の大晦日は過ぎていきました。ちなみに京都は大雪です。
2010年12月27日月曜日
山本潤子
先日、小田和正のクリスマス企画歌番組を見ていたら久々に出てて思わず聴いてました。
彼女は1949年生まれなのでもう60歳を過ぎていますが、まだまだ若々しい。なんといっても声がぜんぜん前と変わってない。澄んだきれいなソプラノなんです。
番組ではユーミンの歌をカバーしてましたが、聞き惚れてしまいました。
で、今聴いているのが「OASIS」。ソロになって3枚目の97年のアルバムです。おしゃれな山本潤子の世界を堪能できます。バックミュージシャンも当時の一流スタジオミュージシャンの松原秀樹(Bs)、小池修(Sax,Fl)、松原正樹(Gt)などが参加してます。
山本潤子というと「翼をください」やユーミンのカバーで有名ですが、このアルバムみたいなおしゃれな歌が似あってます。
ちょっとしばらく山本潤子を追いかけてみるかな。
山本潤子さんのブログ
昨日のルクラブ〜寺井さん
昨日は京都の老舗ジャズクラブ、「ルクラブ・ジャズ」の今年最後のセッションに行ってきました。ギターの寺井さんがホストの日でした。
今年はサックス活動を再開して以来、一番行ったお店がこのルクラブでした。
京都の街中にあるので近いのと、毎週日曜にセッションしてるので、ついつい足を運んでしまいます。といいながら、通常のライブには行かなくて申し訳ないです。
今年はギターの寺井さんと出逢えたのも大きな収穫でした。昨日は時間があれば寺井さんとお話ししたいと思って出掛けました。
セッションの合間にカウンターで飲む寺井さんに近づいてお話しできました。
寺井さんは御年77の1933年のお生まれです。ですから寺井さんがジャズを聴き始めたのは日本はまだ戦後のスイング黄金時代なんですね。ナベサダとほぼ同期になります。
ギターはバーニー・ケッセル、ベースはレイ・ブラウンが好きとのことで、彼らのジャストなタイムでジャズを勉強したとのことでした。
話は自然とこの「ジャスト」のことに。最近の若い子のベースは前に突っ込むような、なんともおかしなタイムで弾くので、一緒にやりにくい、ポール・チェンバースやレイ・ブラウンのようにちょうどより少し後ノリくらいのタイムで弾くと、スイングするとおっしゃってました。
この「ジャスト」感覚はプロの方はみんな一番厳しく聴き、弾きますね。私も学生の時、ススキノのプロの方に厳しく仕込まれました。
お好きなギタリスト談義になって、「ケニー・バレルが出てきたときは一気に人気者になったよなー」などと。寺井さんにとってはケニー・バレルはいまでも新人なんです。
昨日は以前に他の方の演奏で好きになって一度やりたかった「Bluesette」を吹きました。まだテーマを完全には暗譜してないのでちょっと間違えましたが、楽しかった。寺井さんにバッキングしてもらえるだけでミスもフェイクに聴こえるかも。
来年もルクラブにお世話になるつもりです。よろしくお願いします。
2010年12月18日土曜日
THE ART OF PEPPER
1. ホリデイ・フライト
2. トゥー・クロース・フォー・コンフォート
3. ロング・アゴー・アンド・ファー・アウェイ
4. ビギン・ザ・ビギン
5. 恋のため息
6. ウェッブ・シティ
7. サマータイム
8. 魅惑のリズム
9. ボディ・アンド・ソウル
10. ウィズアウト・ア・ソング
11. そよ風と私
12. サーフ・ライド
1957年、LAにて
アート・ペッパーは私のアルトサックスの心のふるさとって位置の人です。なんといっても最初に聴いたアルトがこの人なんです。
で、このCDの聴きどころはなんといっても9曲目のBody And Soulです。
このBody And Soul、切ないです。Body And Soulの最高の名演ではないでしょうか。全部で2コーラスしかやらないのですが、この曲のすべてがそこにある感じ。私のBody And Soulの原点ともいうべき演奏です。ピアノのCarl Perkinsのバッキングもソロも素晴らしい。
ただブリブリと、マスターベーション的に吹くだけのアルトプレイヤー(私もか?)にはぜひ聴いて欲しい一曲です。限られたソロスペースで完全に語り切るペッパーに脱帽です。
デュコフD7をゲット!!
フュージョンバンドのことはまた機会があれば書きますね。なんというか、今までの私のキャラではまったくない方向性です。DIMENSIONや松岡直也的な感じで、もろジャパニーズ・フュージョンです。ジャズとは全く違うので面白いです。
で、今使っているマウスピースではどうしても明るいフュージョン系の音が出ません。ということでメタルマウスピース探しの旅をはじめたというわけです。
前回の週末はJEUGIA三条本店に行っていろいろ試したのですが、いまいちいいのがなく断念。唯一、GottsuのMenohがいい音してたのですが、開きが合わずにやめました。一番開いている7番でもちょっと詰まった感じでした。
お店の人曰く、Susuならもうちょっと明るい音が出るとのことでしたが、現品がなく惜しいことをしました。機会があれば吹いてみたいな~。今度東京に行く時に吹かせてもらおうっと。このメーカー、神奈川県の大和にあるんですね。
ということで、今日は石橋楽器・梅田店に行きました。
まず吹かせてもらったのはビーチラーのメタル。ARB系の音を期待して吹いたのですが、どうも暗い音だし詰まる感じで合わなかったです。
次はいよいよデュコフです。D7です。今のモデルタイプです。
これがスカっっっっっと抜けるんです。それで、もちろんデュコフらしい明るい抜ける音!ついに出会いました。これが欲しかった音です。
いままで試していたのはどうも前のロットのでダメでした。全くコントロールできずにぴーぴーいうばかり。でも今度のはちゃんと鳴らせました。
念のため、ロブナーのリガチャーも買って合わせるとまずまずのコントロールが出来る感じです。全部で2.5万円くらいでお手頃な感じでした。
なんといってもようやくデュコフに出会えた感が大きくて大満足です。これからもうちょっと練習して合わせていかなきゃならないのですが、楽しみが増えた感じ。次のフュージョンリハが楽しみです。
ついでにこれも立ち読み。杉様のCDのレビューを読む。
2010年12月13日月曜日
昨日は寺井豊さんセッション
ドラムの西本さんから「寺井さんのセッションに来な。絶対勉強になる。ギターの神様だ」と教えられ、いつか行こうと思っていたのですが、出張だったり体調不良だったりとなかなか日が合わず、ようやく昨日行ってきました。
びっくりしました。感激しました。勉強になりました。感動しました。
ギターがこれほどまでに表現豊かな楽器だったことをいまさら知らされました。
なんというか、管楽器のようなコード楽器のような、そんなふうに聞こえました。
それでいて優しいおじぃちゃん。ほんと腰の低いいい人です。大好きになりました。
バッキングもすっっっっっっっごく気持よかった。最高です。
また行きます!!!!!
3アルト on 萬屋
いま関西で最も熱い「早川ゆいが」「浅井良将」「武藤浩司」、それにベースの権上康志、ピアノの杉山悟史、ドラムは斎藤洋平です。
「ジンジャーブレッドボーイズ」の3人(権上、浅井、斎藤)が入っていてこのメンバーですから、熱い、というか暑苦しくもなりかねないメンツです。
この写真は店に続く階段です。
ライブ中は写真はまずいかなと思ってありません。
そのかわり画像リンクだけ。名前のリンクは皆さんのブログに飛んでます。
皆さん、20代の若者でプレイは元気いっぱいです。ゆいが君なんてまだ21歳。写真はちょっと若すぎるころのですね。今は金髪にして、ちょっとワルそう(笑)。
帰りの電車の関係で1セットしか聴けなかったのですが、いっぱい元気をもらいました。
個人的には、やっぱ浅井くんの音とプレイが好きだなということを再認識しました。あと杉さまのリリカルなプレイと権上さんのライン、良かったわ~。
今度は大阪でやってね。神戸はやっぱ遠いわ・・・。
そうそう、杉さんのソロアルバム、いいですよ。聴かせるわ~。レコ発ライブやるみたいですが、これまた神戸中心なんで・・・。
アイロンを買い替え
20年ほど前に友人からもらったものなので、よくもった家電なんでしょうね。
ということでアイロンを買うことにしました。
アイロンって昭和の時代からほとんど変わっていないですね。形も機能もそんなに進化しているようには見えませんでした。
でもって買ったのがこれ。
楽しくていつもの倍のワイシャツをアイロンしてしまった。
2010年11月29日月曜日
2010年11月28日日曜日
昨日はSUB
SUBのオーナーの西山さんは伝説のベーシストで、御年74歳。でもありえないくらい元気です。若者にベースを弾かせて自分はチェロを弾きまくってました。ちょっと音程がなんでしたが・・・。
ここのセッションは独特のシステムで、西山さんが大将で、西山さんのやりたい曲を適当に指名されながらやるというもの。
私が入ったときはまだギターが二人というところだったので、かなり吹かせてもらいました。曲は知らないものが多かったのですが、西山さんお手製のコード譜を瞬時に6度あげながら(アルトはE♭なので)吹いてました。
途中で入ってきたピアノの女の子は、なんと先月高田馬場のイントロで一緒になった子で、世間の狭さにびっくり。
あと、ペットの男の子もうまかったなー。びっくり!伸びる子やわ。
セッションでやった「BlueSette」はいい曲だったので、さっそく譜面をゲット。トゥルース・シールマンスがよくやっている曲でした。
2010年11月24日水曜日
ZOOM H2を買いました
決め手はなんといっても値段です。RolandやSONYが2万からで下手したら5万以上のラインアップの中で、ジャケット付き・説明本付きで1.5万円なんだから買っちゃいました。
とりあえず試運転したところ、動作のノイズはないしクリアな音質だし、チューナーやメトロノームまで付いてる。ええ買い物やったかも。今度のリハとセッションが楽しみ♥
2010年11月23日火曜日
杉山悟史 中崎町ジャズジャンボリー
リリカルで美しいピアノでした。会場の関係でエレピだったのが残念。つぎは生ピの聴きに行かなくては。
あまりソロがなかったのでよくはわかりませんでしたが、宮上さんのベースも縦横無尽に動いてかなりの使い手だとお見受けしました。
PAが悪かったのが残念。来年のこのイベントの時はPAをしっかりモニターして、微調整してくださいね>音響関係者の方。
全国発売に先駆けて彼のピアノソロアルバム「SOMEDAY」もゲットしました。詳細は正式発売されてからレビューしますね。簡単に言うと・・・・買いです。美しいです。ほっとします。
2010年11月21日日曜日
ハンディーレコーダー欲しい
セッションに行くと結構こういうのを持っている人が多くて、自分の出番の時に録音状態にしてステージに行っている。
ちょっと最近、お金使い過ぎなのでポチできない。でも欲しいな~。この機種がAmazonでは一番うれているとのこと。細かいことはわからないのでこれでいいよね?
2010年11月15日月曜日
昨日はルクラブ
普通の日曜ということで参加者は少なめでした。ボーカルが多くてなんでした。今ひとつ盛り上がらない感じだったので、数曲吹かせてもらって早めに店を出ました。
参加者が多いとなかなか回ってこないし、少ないと盛り上がらないし、なんですな。
2010年11月11日木曜日
Gentle Thoughts / Lee Ritenour
もちろん超名盤。「キャプテンカリブ」と「ゲッタウェイ」が入っている名盤です。
当時は私は高校生で、この手の音楽はクロスオーバーと呼んでいました。ナベサダがカルフォルニアシャワーを出したり、カシオペアやスクエアがデビューしたりして、クロスオーバー全盛時代ですね。
その時のこのアルバムはリー・リトナー(Gt)、デイブ・グルーシン(Key)、アンソニー・ジャクソン(Bs)、ハービー・メイソン(Ds)、アーニー・ワッツ(Sax)などといるそうそうたるメンバーで、完全に一世を風靡しました。みんなジャケットの写真、若いわ。
高校生でブラバンと軽音に入っていた私はテナーサックスでこの名曲2曲「キャプテンカリブ」と「ゲッタウェイ」を私のバンドでやりました。今聴くとアドリブが全然へなへなですが、ほぼ初めてジャズ系の曲を人前で演奏したので思い入れもひとしおです。
このアルバム、ダイレクトカッティングでいきなりLPの原版に録音したのでデジタル音源がなかったのですが、同時にテープ媒体に録音したものがあったのでCD化したものです。
音はそれほどよくありませんが、当時の熱いクロスオーバー誕生の息吹が感じられ、今の時代に聴いても全く遜色ない名盤です。あぁ、あの頃に戻りたいわ。
Listen / Chuck Loeb
そんなかわいそうな彼の1999年のアルバム「Listen」を聴いてみた。
いいじゃん!こりゃFourplay向きの美しいギターだわ。はまるわ。朝の通勤電車のなかで聴くと癒されるわ。悪くいえばあまり特徴のない、主張の目立たないギター。でもこういうスムース・ジャズにはピッタリのギターです。
あのイエロー・ジャケッツのGeraldineもやってますよ。
2010年11月10日水曜日
Let's Touch The Sky / Fourplay
わざわざ国内盤としたのはもちろんボーナストラック目当てだ。
しかしどうして国内盤のみボーナストラックを入れるんだろう。アメリカのファンはなんも言わんのかな。
それはさておき・・・、いいわー、最高。ギターがラリー・カールトンからチャック・ローブに変わったという大きな変更点があるものの、その音楽のクオリティには全く変動なし。
間違いなく「買い」の一枚。
2010年11月9日火曜日
2010年10月3日日曜日
石森楽器と新宿セッション
昨日は東京の石森楽器に行ってきました。
管楽器奏者の聖地でもある石森楽器に行くのは初めて。かのナベサダさんや最近ではエレナちゃんもお世話になっている管楽器の販売・リペアの専門店です。
大学のジャズ研の時の先輩の村田さんも同行です。
ラバーとメタルのマウスピースをいろいろ吹き比べて、買ったのはピリンジャーのS-6M。ケニーギャレットみたいな音が欲しくて、ウッドストーンのプロトタイプやセルマーのソロイストなど試しまくったのですが、買ったの以外は結局自分のいまの音のメイヤーとあまり変化がなかったです。
結局サックスの音はマウスピースより人間の方の寄与が大きいんでしょうね。
メタルはリバイユを吹きましたが、なぜかこれまたメイヤーな音になってしまい、見送り。メタルなのにメイヤーな音が出るって自分の口はどうなってるんだ??
そのあと、新大久保のビンテージサックスを扱う「風雅」へhttp://www.digimart.net/shop_detail.do?shop_no=2700。
ここは凄かった。ずらりとセルマーのMark6!1969年くらいのロットが壁一面に。博物館状態でした。値段も80~90万円とお手軽な価格(笑)。ただため息ばかりでした。中にはもっと古い1930年代の製造のものまでありました。びっくり!いつか試奏してみたいなー。
最後に新宿に移動して怪しげなセッションハウスへ。西新宿五丁目界隈にあるんですけど、先輩についていったので場所は不明。店の看板もなく、マンションの地下一階にある単なるスペースって感じのとこ。
簡単に言うとジャズ研の部室てすな(笑)。楽器と冷蔵庫があるだけで、缶ジュースか缶ビールを飲みながらセッションをするというシステムです。すごいでしょ。
客がほとんど来ないので吹きまくれるのですが、なんか違和感ありありです。
ということで、普段やらないようなショーターの曲などもがんがんやらしてもらって世が更けていきました。
とにかく充実した週末でした。村田さん、ありがとうございました。
2010年9月20日月曜日
GINGERBREAD BOYSを聴く
先日、権上さんが参加したグループが高槻で演奏する機会があり聴きにいって、非常に素晴らしいベースラインを弾くので、このアルバムをその場で買ってきました。この時代になんと2000円ポッキリ。お買い得です。
メンバーは(おそらく)全員20代という若さなのだが演奏技術はもちろん作曲技術、音楽センスのいずれも非常にレベルの高いものを持っている。こういう若いミュージシャンが次々と育っていくのは頼もしいです。
以下、収録曲のショートコメント。
- He's Still A Boy
横尾(Tp)による三拍子の軽快な曲。初レコーディングという緊張も感じられずのびのびとしたソロ回しが続く。 - Speak Low
アルバム唯一のスタンダード。テーマのAの部分でベースとピアノ、ドラムが印象的なバックラインを刻む中で横尾(Tp)と浅井(As)の美しいハーモニーが重なっていく。美しい。 - Point Of No Return
権上(Bs)による曲。権上の重々しいベースのイントロに続いてモーダルなテーマが始まる。これはカッコいい。OTBを彷彿させるメインストリームジャズだ。ジミー・ギャリソンに捧げたとのこと。 - Grandma's Song
大友(Pf)によるゆったりとした曲。 - 不自然な階段
浅井(As)による曲。8ビートから入り後半は4ビートに移るテーマ。これまたカッコいい。 - Moon Ears
浅井によるミディアムテンポの4ビート。フロントのバース交換あり。 - I Was Here Before
権上(Bs)によるバラード調の曲。 - Jungle Boat
大友(Pf)によるアップテンポの軽快な曲。
http://gingerbread.boy.jp/
関西では不定期にライブをやっており、西日本・東日本ツアーをすでに敢行して大盛況とのことです。ぜひ北日本ツアーもやって、特に熱い札幌のジャズシーンでもブレイクして欲しいと思います。
元町のJust In Time
le club jazzのセッション
ピアノの木畑さんはなんていうんだろう、キースとハンコックとエバンス、チックコリアを消化して完全に自分の世界を作っている超一流のミュージシャンです。今まで出会ったピアニストとは完全に違う一段高いステップのピアニストです。
http://www.medic-nakajima.com/
http://blogs.yahoo.co.jp/akihiko_jazz
http://jazzclub-overseas.com/enquete/nakajima_enquete.html
60年代マイルスがお好きとのことで、ロン・カーター、ポール・チェンバースがアイドルとのことでした。そうか、岩見沢出身だったのか。北海道の話をすればよかったな。
ドラムの西本さんはHPが見つかりませんでした。京都を中心に活動されているかたで、ルクラブやCandy、先斗町のハロードーリィ(http://www.thirdherd.com/index.phpの右下にスケジュール)などで演奏されているとのことでした。
私が入ったときはまだ人がまばらで、さっそくお気に入りの「Body & Soul」と「Just Friends」をやらせていただきました。
木畑さんのカッチョいいイントロで入れリラックスして吹けました。木畑さんが何かと仕掛けてくれたのですがイマイチ反応できず(笑)。いやー、でもバッキングでも木畑さんは聴かせます。すげー。おかげで自分の問題点がまた見つかって、修行しなきゃと思った次第。
「All the things」もやったな。前のセッションと曲が同じだ。どうしても手馴れた曲をついついやってしまうな。次行ったときは違うのをやろうっと。
そのあとはだんだんお客さんも入ってきて、結局テナー3、アルトは私だけ、トロンボーン2、ギター3、ボーカル3、ピアノ3、ベース3、ドラム2と、なんともバランスの取れた大セッション大会になりました。お店で知り合ったギターの馬田さんは木津川から来ていた方で、テナーの高橋さんは高槻から参加してました。皆さん、遠くから来てはるんですね。
ドラムの女性、ベースの女性がいらっしゃって一緒にやらせていただきました。おふたりともすごくしっかりした演奏をされる方で、女性のジャズ進出は京都では盛んなようです。
その後もドラムの西本さんの軽妙な司会進行でセッションは進んで、そのあとも何曲か入らせてもらい、結局お開きになる12時半まで居座ってしまいました。やっぱ同じ京都市内だと安心していれちゃいます。
ドラムの西本さんに「いやー、いいね。今度誘うから一緒にやりましょう」って誘われました。うれしいです。リハバンでもいから定期的にやる場が欲しいです。連絡待ってます>西本さん。あと他のお客さんからもお褒めのお言葉をいただいて、いい気になって店を後にしました。
今回のセッションで、関西のセッションには2種類のパターンがあることが判明しました。
- 指名制
お店に入ったときにたいていメンバー表のような参加者リストに名前と楽器を書くのですが、ホストの方が一人ひとり「次は〇〇さん、お願いします」という感じで呼ばれるパターン。大阪のお店に多いらしい。
- 立候補制
よくあるパターンで、曲が終わったところで自分から進んで「次、いいっすか」的な感じでいれてもらうパターン。一応、曲が始まって「あ、この曲、知ってるわ」といって途中から入るのは☓らしいです。
前いた北海道はなんというんだろう、空気読み制ですね。何も決まってなく、参加者がお互いの空気を読みながら手探りでセッションが進んでいくパターンでした。東京も同じような感じかな。初心者には入りにくいけど、ある程度のレベルがあればすごく楽しめるパターンです。
ということで、これまで都合3回のセッションに参加して、いろいろ学べたし人脈が少しづつ広がってきていい感じです。もちろんこれからもセッションいきますよ。やっぱ音楽やっててよかったなと思います。ジャズやっている人は例外なくいい人達ばかり。これからも楽しみです。
2010年9月18日土曜日
京都・新風館のジンジャーブレッド・ボーイズのライブ
新風館は中央が吹き抜けのオープンスペースになっていてステージがセットされています。
CDの中から何曲か約45分間演奏してくれました。
ピアノがエレピだったのと、たぶんモニターが今ひとつでメンバーの皆さんがちょっとやりにくそうだったのがちょっとかわいそうでした。吹き抜けのホールなんでたぶん音が回ってきちゃうんでしょうね。今度はちゃんとお店で聴こうっと!
サックスをやっている身としてはなんといっても気になったのが浅井さんのアルトです。一言でいうと「いいわ~」というところ。トータルでいうとかなり完璧に近い感じです。音は綺麗だし、フレーズの組み立ては美しいし、リズム感は揺れないし。日本の現在のアルトで5本の指に入るプレイヤーだと感じました。
あのアルトらしい音大好きです。サックスの音ってどうしても練習だけでは変わらないのが悩みです。楽器、マウスピース、リガチャー、アンブッシュア、唇の形、口の中の形・容積、体調、食っているもの、趣味・・・によって全然違います。
浅井さんはもちろんプロなんですから音がいいのは当たり前なのかもしれませんが、・・・圧倒されました。ちなみにマウスピースは何をお使いですか?リガチャーは何を?趣味は?>浅井さん
同じ楽器のプレイヤーなのでどうしても細かいことに目が行ってしまいます。まず指がほとんど動いていない。運指が最低限の指の運動でカバーされていて、どんな細かい速いフレーズでも効率的に対応できるようになっています。私もいつも研究しているのですが、どうしても熱くなってくると指がバタバタしてそれがフレーズミスになることがあります。もっと研究しなきゃ。
そしてフラジオの音まで自然にフレーズの中に入っている技術、これも唸りました。フラジオはどうしてもそこで「フラジオ出すぞー」というようなフレーズになってしまい、気合でだしちゃいますが、浅井さんはごくごく自然に高音にフレーズが伸びていくって感じ。
そういえば先日聴いたエレナちゃんもそうでした。そんな吹き方ができるようになりたいな。
その時、アンブッシュアもほとんど変わりません。ただくわえているだけにしか見えませんでした。目立たないけど高度な技術です。低音~高音~超高音で全く同じ奏法が出来ています。すごいことです。
あえてリクエストすると・・・・熱くなったプレーでもずーっとクールな面持ちなので、熱くなったときはなりふりかまわず熱い顔をして欲しいです(笑)。ライブは演奏者の顔でも聴いているので、プレイヤーが熱くなっているのを見るのもうれしいものですし。
そしてペットの横尾さん。
音が綺麗です。やっぱりプロとなるとまずは音ですね。ほんとにペットらしい美しい音でした。フレーズも安心して聴けます。かみさんが言うのは「久々にペットらしいペットを聴いた」らしいです。ハバードのフレーズはまるでサックスのフレーズをそのままペットで吹いているかのように聴こえますが、横尾さんのペットもフレーズ構成ハバードみたいに綺麗です。
最後に権上さんが弾いているときのメンバー紹介で、メンバーの名前を連呼してました。あれ、今度選挙か?と思いました。でもメンバーの名前が参加者に刷り込まれたと思います。
ピアノは大友さん。
ドラムソロありフォーバースあり、ワンタム構成とは思えない変幻自在なドラムに圧倒されました。
そしてリーダーの権上さん。
この方のどっしりしたベースラインがあってこそフロントのソロが引き立ちます。MCは慣れてますね~(笑)。MCも完璧でした。
最後のバンドテーマの曲はなんでしょうか?カッコよかった。CDには入っていないからライブ専用なんでしょう。今度入ったときは全曲聴きたいな。
アンコールはCDの中で私が一番好きな「Point Of No Return」でした。権上さんが尊敬するジミー・ギャリソンの捧げた曲です。何回聴いてもカッコいいわ。
権上さん、今度譜面ください!
2010年9月14日火曜日
昨日は大阪・天六 バンブークラブジャムセッション
2010年9月9日木曜日
香里園・Sea Pressで初セッション
2010年8月22日日曜日
デュコフを試奏
http://www.dukoff.com/
デュコフといえばアルトで言うとサンボーン先生があまりにも有名ですが、私はテナーはデュコフだったので、あの張りのある抜けるような音が好きで欲しくなってきたというわけです。
んでもって、京都と大阪のいろいろ楽器屋に電話しまくって在庫があるかどうか聞いたのですが、どこも全くない、あるいは1~2種類しかないということで、全種類試奏することができませんでした。
梅田の「ドルチェ楽器」さんにD7,D8があるということでいそいそ出かけてきました。
http://www.dolce.co.jp/
結果は買いませんでした。どうしてもコントロールできなかったんです。非常に難しいマウスピースでした。アンブッシュアのちょっとした差やリードの位置、リガチャーの種類や止め位置がちょっと変わるだけで音が180度変わってしまう。場合によってはリードミスになってしまう。
非常に神経質なマウスピースです。
これを100%コントロールするにはデュコフと心中するつもりで肉体改造をしなければならない、ということで今の段階ではパス、という結論になったわけです。
しばらくは愛用のメイヤーちゃんとラブラブに過ごす予定です。
でもいつかはデュコフ・・・この思いは変わりません。
2010年8月18日水曜日
ピート・ラ・ロッカとジョー・ヘンCD2枚
主にレアLPが中心で、初回プレス物がわんさかとあって、マニアが大量に買い込んでました。
今回の収穫は、まず「BASRA / Pete La Roca」
65年録音のピート・ラ・ロッカがリーダーのアルバム。4ビートは1曲だけであとはアフロっぽいリズムの曲で、黒い~って感じ。ジョー・ヘン先生は相変わらず好調。
「Littele Johnny C / Johnny Coles」
Johnny Colesはペットの人なのですが知らなかった。決してうまいとは言えないな、下手ウマでもないな。ヘタ下手って感じ。でもアジはあるな。こちらは全編4ビート系です。とあるサイトのこの人の評は、「ケニー・ドーハムに似た哀愁溢れる音色で知られた名手ジョニー・コールズ。過小評価されてきたコールズの、ぬくもりのあるサウンドをじっくり聴くのに最適のアルバムです」。う~む。
でもジョー・ヘン先生は相変わらず好調なソロなので満足。